米航空宇宙局(NASA)は4日、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた冥王星の画像を公開した。冥王星は太陽から平均約59億キロも離れ、姿は謎に包まれてきた。赤や黄などまだら模様になっている様子が判明し、大規模な気候変動を反映している可能性を示す成果という。
画像は02〜03年に撮影したデータをコンピューターで処理して得られた。
冥王星は、太陽を248年かけて公転しているため、場所によっては同じ季節が120年続き、表面の変動は小さいと考えられてきた。研究チームは「大気中にメタンが豊富で、水素が太陽風ではぎ取られ、炭素が豊富な領域が赤くなった」と推測している。
冥王星はかつて惑星とされていたが、06年に国際天文学連合が大きさから惑星の仲間からはずした。NASAは15年に接近する無人探査機「ニューホライズンズ」で解析を進める。【須田桃子】
【関連ニュース】
【写真特集】月周回衛星「かぐや」の見た宇宙 【写真特集】アポロの宇宙飛行士が見たもの 【写真特集】日本人宇宙飛行士の軌跡 【写真特集】大型ロケットH2B打ち上げ <ニュースがわかる>惑星の素顔が見えてきた/1 進む太陽系の探査 ・
<裏金接待疑惑>前福岡県副知事を任意で事情聴取(毎日新聞)・
すり鉢に睡眠剤、2遺体と一致=実家に送付、押収−木嶋容疑者・埼玉不審死(時事通信)・
<陸山会土地購入>石川議員、政治献金800万円記載せず(毎日新聞)・
「普天間拒否」の稲嶺名護市政スタート 反米闘争勢力の拠点(産経新聞)・
<立春>各地でこの冬一番の冷え込み 都心で氷点下0.4度(毎日新聞)